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永久歯へのステップ
乳歯から永久歯への生え変わりには、およそ4つのステップがあります。
それぞれのステップに合わせた健康管理と歯磨きの習慣付けが大切です。
子供の歯が大人の歯、つまり永久歯へ生え変わるまでには以下のステップを踏みます。
1. 歯が生える前の段階(妊娠中〜6ヶ月)
両親(祖父母)のお口をきれいにすることが大切です。
生まれた赤ちゃんに虫歯菌はいません。虫歯は細菌の感染であることを両親だけでなく家族の方すべてが自覚しましょう。
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2. 歯が生え始める段階(6ヶ月〜3歳)
よく噛み、歯ブラシの習慣をつけることが大切です。
ただし、一番大切なのは食生活です。この時期は歯ブラシよりも食生活に重点をおきましょう。
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3. 乳歯がそろう段階(3歳〜6歳)
間食の仕方、とくにおやつの取り方に注意する必要があります。
兄弟がいる場合は要注意です。ステファンカーブをよく理解することが大切です。
飲食とプラークのpH 説明図
飲食とプラークのpH(グラフの曲線をステファンカーブと呼んでいます)
むし歯の原因菌が歯の表面にプラークをつくっているとき、……たとえばジュースを飲むとその直後からそのプラークのなかのミュータンス菌は酸をつくります。プラークは強い酸性になります。このグラフの下半分が酸性です。プラークが酸性になると歯の表面からはミネラルが奪われます(脱灰)。しかしこの状態は唾液によって元に戻り、しばらくするとミネラルが歯のなかに戻っていきます(再石灰化)。私たちの口のなかでは、これを繰り返しているわけです。砂糖をとると、強い酸性になります。

酸性になったプラークを中性に戻す唾液の作用、これを緩衝作用といいますが、この能力が強いと酸性のプラークはすぐに中性に戻ります。真ん中のラインが、ミネラルが奪われ始める境界線です。乳歯や生えはじめの歯ではこのラインが上の方にあって、とても脱灰しやすいのです。細菌の種類と量、砂糖の有無、唾液の量や能力、歯の耐酸性など多くの要素が脱灰と再石灰化にかかわっています。
飲食頻度と脱灰・再石灰化のバランス
飲食頻度と脱灰・再石灰化のバランス
「飲食とプラークのpH」のグラフを一日分の模式図にしてみました。唾液に問題がなければ上段の図のように、脱灰・再石灰化を繰り返します。左の24時間時計は飲食の時間帯を示しています。回数とともに、その時間の長さも重要です。飴をずっとなめていると、その間ずっと食事をつづけているのと同じです。一番下の図のように、一日に何度も間食をする場合には、プラークがずっと酸性になりっぱなしです。この例では寝る前にもお菓子を食べているのでとくに問題です。夜寝ている間は唾液がほとんど出ないので、ずっと脱灰がつづきます。
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4. 混合歯列期(学童期)
本人が歯の大切さを自覚することが重要な時期です。家族とかかりつけ歯科医院が協力して歯の大切さを教育していきましょう。またこの時期は矯正治療を開始する可能性の高い時期です。
とくに永久歯との生え変わりの時期はフッ素が有効です。
歯が生える前は、栄養不足から虫歯ができないように栄養のバランスをとることが大切です。また歯が生えてからは、食事とおやつの時間を規則正しく保ち、食後のていねいな歯磨きを習慣づけることが重要です。

生え変わり前に虫歯が出来て乳歯を抜いてしまうと、生え変わりとは関係の無く、生える永久歯(六歳臼歯)が正常の位置より前の方に生えやすくなり、将来の不正咬合をまねくことになりかねません。

ただし、歯の生える時期には個人差があります。お子様の歯が早くはえてしまったとか、まだ生えないと心配したりあせったりせずに、お子様の自主性を尊重しながら、正しい歯磨きの習慣を身に付けさせることに心がけてください。

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